私の考え方は「〇〇だから〇〇しなければならない」という思い込みを避けることです。
この「ねばならない」は無意識に自分を縛り付けるもので、実は自分で作り出した制約に過ぎないと思っています。例えば、カレンダー上のイベント事は、私はほぼスルーです(笑)若いころは何となく流行に乗っていましたが、いつも違和感を感じていました。

新しい年が来るから「年末に掃除をしなければならない」とか「初詣に行かなければならない」他にもたくさんありますよね。いったい誰が決めたのかと疑問に思うこともあります。バレンタインやクリスマスなどのイベント事に関しては、メーカーが「チョコを売りたい」や「ケーキを売りたい」など、メーカーの販売戦略であったり、何かを売り出すための仕掛けであることもあります。清掃業界でも同様のことがあるため、ここに改めて書きます。

情報があふれる中で、あれこれ追加していくと「ねばならない」ことが増え、結果としてお客様の負担が増えます。しなかった、出来ていない自分に自己嫌悪を感じることもありますし、コストもかかります。だからこそ、自分がどうしたいかを基準に考えることが大切だと思っています。

エアコン寿命を伸ばすなら適切なケアを

エアコン分解洗浄をする櫻井代表

例えば、エアコンクリーニングですが、メーカー推奨の10年間は不具合なく過ごしたいとみなさん考えると思います。ただ、エアコンが汚れモーターに負荷がかかると電気代が上がることを考えれば、壊れるまで放置するのではなく、適切なクリーニング、お手入れをして長く使って欲しいと思います。ただし、その方法は人それぞれです。

・まずはご自身がどうしたいかを考える
・クリーニング費用がかからないノーマルエアコンを選ぶ(購入時に決定)
・使用頻度が高いエアコンは毎年または2年に1回のクリーニング
・使用頻度が低いエアコンは隔年でのクリーニング
・エアコン内部が汚れないよう部屋のお掃除をマメに行うか、しないか

これらを細分化し、ご自身にとってベストな方法を見つけ出すのが良いと思っています。例えば、夏が来てエアコンクリーニングのCMが流れたり、周りの人がクリーニングをしているという話を聞いたとしても、安易に飛びつくのは避けた方が良いです。安価な業者を選んだ結果、トラブルが発生する事例もあります。不具合がすぐに出れば業者さんが保証してくれると思いますが、クリーニング後○日など期限を設定しており、それ以降に不具合が発生した場合、ご自身でエアコンを購入という事もあります。全体では不具合が生じず羽(ルーバー)が動かなくなったなど経年劣化ではない水濡れによる故障は多いです。

「私はこうしたいからこうする」というシンプルな考え方をすることが大切です。これが何より、お客様の笑顔に繋がると思ったので、まだお会いしたことがない方にも届くようにブログでお伝えしようと思いました。

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