掃除と全く関係ないように思えるかもしれませんが、掃除だけではアレルギーは改善されにくく腸内環境なども関係すると言われているようです。衣食住は切っても切れないとここ何年かで再確認しました。アレルギー持ちでもその時の体調によって症状が軽度の場合もあれば重度の場合もあります。私自身、アトピーを患った経験はありませんが、かなりひどいアレルギー持ちでした。

ハウスダスト、動物、雑草、稲。
思い返せば学生の頃は症状はほとんどなく、ピークは高校生、社会人になってからでした。市販の点鼻薬、飲み薬が手放せませんし鼻の中は炎症のせいで呼吸もできず食べ物の味は全くしませんでした。当時は部屋が汚いからだとか花粉症なんだとばかり思っていましたが、この年になってアレルギーについて調べたり、食の事を氣にかけるようになったりしてからは症状はほぼ出ていません。

アレルギーの根本原因は食生活にも?

私はお医者さんでもなく、医療の知識があるわけでもないですが、自身の経験をもとに書きます。何かの参考になれば幸いです。 小麦が全ての原因ではないとは思いますが、多かれ少なかれ影響はあります。

小麦にはグルテンという物質が含まれています。グルテンとは、小麦粉に水を加えてこねることでできる成分で、粘り気と弾力を与える効果があります。もちっとした食感やパンのふわふわとした食感はグルテンのおかげです。

しかし、このおいしさ成分には悪影響もあります。グルテンによるアレルギー症状は、アトピーや喘息など目に見えてわかるものもあれば、原因不明の頭痛や腹痛、倦怠感、肌荒れなどのアレルギーと自覚しにくい症状もあります。グルテンの摂取によって「リーキーガット」という重篤な症状を引き起こすことがあります。聞きなれないかもしれませんが、この症状は簡単に言うと腸に穴が空き、腸内にあるべき細菌や食べ物が体内に漏れ出してしまう状態のことです。この症状はアレルギーだけでなく、肥満や糖尿病、肝臓病、うつ病などを発症する危険性もあります。

全ての小麦が悪いわけではなく外国産の遺伝子組み換えされまくった小麦(国内生産だから安心というわけでもありません)、日本の農薬の基準が緩い事(外国では禁止されている物でも日本はOKの物もあります)が良くないと感じています。

私が実践した食生活改善法

料理教室に笑顔で参加するclean worker櫻井代表

では対策としてどんな事があるかと言うと、
・小麦粉を摂取しない
・摂取する回数や量を減らす
・国内生産の有機栽培の物にする
・米粉などでできた物に変換していく

などだと思います。
白い粉類の小麦粉、白砂糖などは依存性もあり、また摂取したくなるのでなかなか厳しいし辛いとは思いますが、そこをグッとこらえて回数を減らしたり米粉でできているものに変えてみて體の変化を感じてみてほしいです。薬ではありません、即効性には欠けますが體が軽くなったり、慢性の下痢が少し改善されたり何かを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

食を氣にしていなかった頃は毎日ラーメンを食べていました。私の腸内は強い方なので問題ありませんでしたが、パートナーは毎日下痢でした。毎日の昼ご飯のラーメンを減らしたというか、昼ご飯を食べなくなってから下痢が改善されました。下痢には他にも要因がありますが、小麦が一つの原因でもあったようです。

このような経験から小麦粉の摂取回数を減らしていきました。確かに清掃でアレルギー物質をなくす事は大切かもしれません。過度に排除しすぎても免疫力の低下に繋がります。それよりもアレルギー物質に反応しない體を作った方がアレルギーだけではなく色々と良いのではないかと思い結論、食を氣にかけるようになりました。

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