新しい年になりました。昨年はどんな年でしたか?また、今年はどんな年にしたいと考えていますか?
2025年初回のブログ更新が1月4日ということもあり、本当は1週遅らせようかと思ったのですが「3週に1度アップする」と自分で決めたことには理由があり、それを延ばすのも「なんだかなぁ」と思ってしまい…。そんなとき、ふと「これを書こう!」と思い立ち、12月30日にこの文章を書いています。
今回のテーマに入る前に少し余談を…。でも実はこの話、今回のテーマにも繋がりますので、ぜひお付き合いください。
我が家には猫ちゃんがいます。保護猫です。私自身が保護したわけではなく、保護活動をされている団体さんから譲ってもらいました。「ペットは飼い主を選んでやってくる」と聞いた事があるのですが、日を追うごとに「我が家に来てくれてありがとう」と思う事が増えました。このご縁ができたのも保護団体さんがいてくれたおかげ、保護主さんが保護活動をしてくれたおかげ、ましてや母猫とはぐれたおかげ(ここは母猫とはぐれた事が猫にとって良い事ではないとは思いますが、そこは置いておいて)、母猫が産んでくれたおかげ、もっと遡りますと、犬が好きすぎた私からは猫が一緒にいるという世界を良いよと教えてくれた方のおかげでもあります。こんなに見えないところで「おかげさま」があるのです。
ジビエチョリソーが高価な理由とは?
話しは戻りますが先日、相方さんが観ていた東出昌大さんのYouTubeでジビエ肉で加工したチョリソーがなぜ他の加工肉より高価なのか?ということについてお話しされていました。
まずはジビエ肉がチョリソーとして販売されるまでの流れを簡単にご紹介します。
※銃、罠猟方法で違いますがザッと流れを書きます
1.獣を獲るために山に入る
2.山から獣を下ろす
3.解体する
4.加工所で加工し、パック詰めする
5.販売所に運ぶ
このように、パッと見ただけでも多くの工程が必要です。動画では1キロのチョリソーを作るための原価が1,300円だけど、販売するとどうだろう?と仰っていました。販売となると店舗代や人件費、光熱費といった管理費が商品代金にプラスされるという感じでしょうか。今回、東出さんはそこまでお話しはされていませんでしたが、商品として売り出すには3本で1,000円くらいになるそうです。
(道の駅のような販売所では店舗代の代わりに何%か支払いが発生する為、商品代にさらに加味されますね)
これはお肉に限った話ではありません。野菜やお米だけでなく、衣服や生活用品、さらには私が携わる清掃業でも同じことが言えます。どんな商品やサービスにも、見えないところで多くの人の手が関わっています。その人々が費やした時間や労力が、最終的に価格に反映されているのです。
田舎暮らしで気づいた「当たり前」のありがたさ
私たちの生活が便利になった分、その裏にどれだけ多くの人の手間や時間がかかっているかが見えにくくなり、価格だけで判断してしまうことも増えました。それが当たり前になった結果「感謝の気持ち」が薄れているように感じます。
スーパーに行けば、野菜やお肉が簡単に手に入る。とても便利な一方で、その裏には生産から販売まで多くの人が携わっているという事実があります。この田舎暮らしを通して、当たり前に見える便利な生活も、たくさんの「おかげさま」で成り立っているのだと改めて気づかされました。
現在、当たり前(便利)な生活から当たり前(便利)ではない生活に少しづつ変えていっています。私という最期を迎えたときに私に生まれたおかげでいい人生だった、楽しかったと言えるよう日々を過ごしています。
そして「おかげさま」という感謝の気持ちは、こうしてブログを書けていることにも通じています。相方さんがYouTubeを観てくれたおかげで、今回のテーマに出会い、記事を書くことができました。
見えないおかげさまで私が成り立っています。そこを理解して言う「ありがとう」と言う言葉はまたとても良いエネルギーのありがとうになるんだなぁ。そこを再確認できた良い年末だったと思います。