「物事をやる上でそれは本当に必要な事なのか」
前回「行っていることの意味を考える」ということをお伝えしました。

<関連>氣持ちと思考のバランス

これは普段の生活でも仕事でもとても意味のある事だと思っています。作業にしても意味がわかってするのとしないのとでは行っている事の質も変わってきますし、こうすれば効率良くなる のなではないか?など改善策まで思いついたりします。

私自身、仕事以外でも子供のように「なんで、なんで?」が多いので、8年前清掃業の門を叩いた時にはいつも「なんで、なんで」聞いていたような記憶があります。

・それは何の為にやっているのか?
・やったらどういう結果が生まれるのか?
・その作業を省く事はできないのか?

など、根底にめんどくさがりやな部分もあり、これが長所でもあり短所である事を発揮したようです。 このめんどくさがりな部分があるから家の中のながら掃除をする事である程度綺麗を保てています。

話しを戻しましょう。私のなぜ?に対し返ってきた答えから、それが意味があるのかないのか毎日のように考えていました。当時の現場は素人の私が見ても決して綺麗とは言えないような現場ばかりでした。やり甲斐のある事はとても好きなので、ワックス剥離の現場は明確な効果(before↔︎after)がはっきりとわかるので好きでした。

こういうホコリやゴミ、髪の毛を噛んで固まってしまったワックスも綺麗に無くなるのです。

作業の目的を見極める

さらに「そもそも何でこんなにホコリを噛むんだろう?」という疑問から「通路の端っこやトイレ便器の奥など人が入らない、歩かない場所は何の為にワックス塗布しているんだろう?」

こういった質問を同業に聞くと答えられないし、嫌がるのです。 答えても「昔からこうやっちょん!(こうしている!)」という答え。

こういう意味を持たない作業より、こうしたいからこういう作業を行っていると自信を持って答えたいので一つ一つ行っている作業の意味を知りたいし、一緒に作業に入ってくれる方には説明します。

これは濡らして絞ったウエットダスターです。掃除機でもなく、ドライダスターでもありません。こちらもきちんと意味があり、なぜウエットダスター一択なのか。掃除機やドライダスターはホコリを舞わせて空気を汚してしまうのでウエット一択なのです。ダスターで回収できないような現場では床に水を撒き回収する事もあります。
舞ったホコリはエアコンが吸ったり時間差で床に落ちてきます。そうするとエアコンも汚す事に繋がり、洗浄した床に落ちてきてワックスに噛み込んだりしてしまいます。こういった事を防ぐ為「ウエットで」の一択なのです。

こちらは年3回の定期メンテナンスのクリニックです。この写真はメンテナンス(洗浄)前です。新日鐵が近いという立地ですが、スタッフさんが毎日ウエットダスターを行ってくれているおかげで4ヶ月あいても綺麗です。

白い床は管理が難しいと言われているようですが、そんな事はありません。白い床を竣工当時のままワックスの剥離なしで保つ事ができます。どこの業者さんでも竣工時のまま保てると言うわけではありませんのでずっと綺麗を保ちたい方、気になった方はご連絡ください。