「血液が汚れているとアトピーになりやすい」という話は、何となく耳にしていた程度でした。むしろ、自分がアトピーを患っていないからか、あまり関心がなかったのかもしれません。でも、口にする物、体内に入れる物、皮膚につける物に少し意識を向けただけで、こんなにも興味が芋づる式に広がっていくなんて、思いもしませんでした。

腸内環境を整えるための第一歩は「気づき」から

健康的な食生活

食べる物を氣にし始めた当初は誇張かもしれませんが、ほぼ手当たり次第にSNSの情報に左右され購入し、取り入れていました。ポジティブに捉えれば、そのくらい體が変化して軽くなっていくことが楽しかったのかもしれません。ですが、何でもかんでも良いと聞けばすぐ取り入れている自分を冷静に振り返った時「あれ?これって昔の私と変わらないんじゃない?」と思う瞬間があったんです。

そもそも、自分の消化器官”栄養を吸収する腸”ってどうなっているんだ?と思い始めたのが、腸について少しずつ調べるきっかけでした。前回のブログで小麦粉のグルテンについて少し触れましたが、調べ始めた当初は、中学の理科で習った小腸の腸壁に柔突起というヒダヒダがついているという事、このヒダヒダから栄養素を吸収している「小腸 柔突起(絨毛)」この2つの用語しか知りませんでした。

アレルギー対策:食生活改善のススメ

「日本人は病気になった時や、病気になるかもしれない時のためにお金を使うのに、病気にならないための投資はしない人が多い」

「〇〇を摂取したほうがいい」という言葉を聞いて、そのまま購入…そうです。破産しますね(笑)食は未来の自分への投資だとは思っていても、なかなかの出費だったと思います。食もですが、生命保険も同じことですね。基本、病は氣からと思っているので生命保険にお金を払う事には否定的だったのもありますが、思考が現実を作るではありませんが、病気になった時の為に生命保険をかけるというのは病気になった自分を想像してそこに投資をしているわけです。その分を食で未来の自分に投資しようと思ったのがあれもこれも摂り入れる結果になってしまいました。

ただ、このままでは金銭的に続けるのは難しいな、と感じた時、「そもそも良いと思って摂取してきたけど、吸収する側の腸は吸収できてるんかな?」と考えたのです。ブログの話しは多少前後していますが、この頃からお掃除と同様、生活も「プラスすること」ばかり考えず、シンプルに「マイナスする」ことを意識し始めました。

菌との共存:過剰な除菌は本当に必要なのか?

当時はコロナという流行病があって世の中が除菌、殺菌とさらに強く言い始めた頃です。見えない物だから怖いという気持ちはわかりますが、そんなに敵視する対象の物なのか疑問でした。コロナのおかげで、色々と調べるきっかけになったことには感謝しています。世の中は手洗い、アルコール消毒、マスクとなって行きましたが逆だった事を知りました。それから4年ほど経ちますが今思うと、伸び代たっぷりな自分に拍手したい(無知すぎました笑)と思います。

腸は栄養素だけ吸収しているのかと思っていたら、腸の免疫細胞が病原菌やウィルスから体を守ってくれていたりします。敵視しがちな菌ではありますが、日本に昔からある発酵食品のお味噌、お醤油、糠漬け、納豆なども菌でできています。 お味噌、糠漬けは自分の手のひらにある常在菌も一緒に入る事によって同じ材料でも作り手が変わる事で味が変わってきます。発酵過程で発酵に必要な菌が多ければうまく発酵しますし、発酵を超え腐敗菌過多になるとカビてきたりします。菌に助けられている事も多いのです。菌だけではありませんが過多になりすぎずバランスを保つことが大切だと感じています。