「エアコンクリーニングを頼もうと思っていたのに何を言うんだ!」
「エアコンクリーニングの広告は夏にめっちゃ出てくるやん!!」
と言われそうですが…

実は夏のエアコンクリーニングはオススメしておりません。

さぁ今から業者さん探してクリーニング頼もう!と思ってらっしゃった方ごめんなさい。

夏のクリーニングが絶対ダメと言う事ではないので業者だからこそ知っている裏話的なことも交えながら、皆さんが「お得に」「安全に」「快適に」1年のうちできるだけ長く綺麗な空氣を吸ってもらいたいです。参考になれば(^ ^)

エアコンクリーニングお問合せ理由

実際は夏のお問い合わせが多く、クリーニングをしたい理由としては
「エアコンをつけたら、臭くて…」と半数以上の方が仰います。

5月になり暑くなってきて久し振りにつけたエアコンからの異臭にびっくりし慌てて探したという方が多いです。

この「臭くて…」の原因のほとんどがカビです。

カビができる(内部が汚れる)原因はまた別のブログでお伝えします。

夏のエアコンクリーニングがオススメできない理由

エアコン分解洗浄を行う櫻井代表

1、エアコン内部は夏が最も汚れやすい

冷房の使用前にクリーニングしてもエアコンは夏の冷房使用でダントツに汚れます。

clean workerでは再汚しにくいよう内部に汚れが残りにくいファン抜き分解、完全分解洗浄を取り入れたり再汚しにくいポイントをお伝えしたりしてます。

「エアコンクリーニングをしてもらったけど、クリーニング直後から何か臭いがした」と言うのは汚れが残っているから。

通常の分解では必ず内部に汚れが残っているのでその残った汚れを餌にカビはすぐ増えてしまうのです。

冷房使用に汚れやすい条件が揃っていて設置環境、使用状態によっては数週間~数ヶ月するとまたカビなどでエアコンの中は汚れてしまいます。

そうなると夏に出来てしまった汚れやカビを夏ほど臭いは感じないのですが暖房によって乾燥し室内に舞ったカビや汚れを吸ったり浴びたりしていることになります。

2、万一故障時はエアコン無しでの生活

これは本当に最悪の想定です。今まで起きた事はありませんが、話しは聞きます。ほとんど起ることではないのでお客様側が考慮することではないですが、一応こういうこともある程度に聞いてください。

エアコンクリーニングをする際にまず最初にエアコンを洗浄できる(電子部品、基盤など外す)状態にします。

稀に電子部品どころかお掃除ロボット、化粧カバーすら外さずいきなり洗浄する方もいらっしゃますが、絶対にNGです。

そして分解した後に洗浄をするのですが精密機器なので分解や洗浄途中に何らかの衝撃で故障してしまう可能性もゼロではないです。

使用年数が経てば経つほど確率は上がります。もちろん業者側の過失は業者さんが保証すると思いますが、夏のエアコン関係は修理も取り付けも繁忙期なのでメーカーに修理を頼んでも最短で数週間待ちがほとんどです。

そうなってしまうと真夏の暑い時にエアコン無しで過ごさなければいけないという危険性があります。

clean workerはメーカーの推奨使用年数を超えているエアコンのクリーニングのご依頼を頂いた場合はこういうリスクもお伝えしています。

3、クリーニングの間エアコンが使えない

他のお部屋にエアコンがありクリーニングの際、そちらのお部屋で過ごせるのであれば問題はありません。もし過ごせるお部屋がなかったり、複数台同時にクリーニングをご依頼した場合、夏の暑い中エアコン無しで数時間過ごさなければなりません。

エアコンクリーニングにオススメの季節

わたしが思う1番のタイミングは冷房を使い終わって暖房に切り替えるまでの間にクリーニングされることをオススメします。

クリーニング直後は洗浄により内部は水が残っていたりします。洗浄後の水分で再汚しにくいようクリーニング後は暖房を使い内部を乾燥してもらうようお願いしています。

冬にエアコンを使用しても夏とは逆で熱交換器(銀色の部分)を温めて温風を出す仕組みなのでカビはほとんど発生しません。

それなら夏の終わりにエアコンクリーニングをして綺麗な状態で秋冬を過ごし、カビがない状態で綺麗な空氣を吸って、夏を迎えて夏に発生した汚れやカビを涼しくなった頃にクリーニングをする。

と言うサイクルが躰にも一番優しいと思いますし、エアコンの使い方によってはもうひと夏迎えれる場合もありお財布にも優しく爽やかに過ごせるのではないかなと思います。