洗濯のお話も3話目になります。今回の主人公は「洗濯機」。みなさんはどのようなタイプをお使いでしょうか？ 私は主婦時代も含め、縦型、ドラム式どちらも使い現在は「２槽式洗濯機」を使用しています。プラスチック流出の懸念点から洗濯槽内がステンレスになればいいなぁと思いますが非常に満足しております。
いつも汚れた物をぐるぐる回してくれている洗濯機、洗濯機は魔法の箱ではありませんと前回お伝えしました。
エアコンも空間もそうですが、臭いがする＝汚れている、汚れが残っているんです。洗濯物に関しては洗剤や柔軟剤に香りがついているためわかりにくくなっています。臭いを匂いで消す、ではなく誤魔化しているだけなのです。
洗濯槽内が菌の温床に
洗濯方法など衣類側に汚れが残ってしまう原因もありますが、いくらこちらで衣類を頑張って前処理をしても洗濯機側が汚れていると、当たり前ですが洗濯物はきれいに洗えません。洗濯機が汚れていると、洗剤はその汚れに消費されてしまいます。洗濯槽内にカビが発生していたら、洗い上がった洗濯物は雑菌だらけで洗ったのか汚しているのかわからない状態になります。
まずは洗濯機が汚れる要因ですが、洗剤の使用（石けん成分で作られた物も含め）、皮脂 などの汚れ、でしょうか。そこに加わるのがカビ菌やモラクセラ菌です。カビの発生条件が揃っているので洗濯槽内が菌の温床になりやすいです。
さらに細かく見ていくと
・脱いだ衣類を洗濯槽に溜めている
・洗濯が終わってもすぐに干さない
・洗濯機の蓋を閉めている
・ゴミネットにゴミが溜まったまま
など、日々のちょっとした習慣が汚れの蓄積につながっています。この原因以外にも、洗濯せっけんや柔軟剤、ドラム式洗濯機を使用されてる方もマメなお手入れが必要です。ハウスクリーニングの際にもお伝えしていますが、石けん（脂肪酸ナトリウムやカリウムでできたもの）は水の中の成分の鉄分が結びついてカスになりへばりつきやすいです。柔軟剤は粘度が高いので溶けにくいため汚れやすいです。ドラム式は叩き洗いをするため糸くずが出やすいためこちらも汚れやすいのです。だからこそ、洗濯槽クリーナーを用いて槽内を清潔に保つことが大切です。お家の中のお掃除もそうですが、洗濯槽も汚れは溜めない内にお手入れすること。最初は柔らかかった汚れも乾燥→蓄積することによってクリーナーだけでは落とせなくなります。汚れを溜めてしまうから業者さんを呼んで洗濯機のクリーニングが必要になるのです。
洗濯槽内が見える2槽式の魅力
私は仕事柄、汚れている洗濯槽内をSNSなどで見る機会が多いので、洗濯槽内は見えていた方がいいなぁと思うところもあり「2槽式洗濯機」という選択に至りました。縦型は洗濯機本体と槽の間に空間があり、2槽式は空間がないので槽内のお手入れも簡単ですし、この後の話にも続きますが、水量やすすぎの時間も調整でき、洗濯槽内でつけ置きもできたりと、自分でカスタマイズできるのでとても便利なのです。昔ながらですが浴室に洗濯機を置くことで、洗濯物の汚れを落とすのに最適なお湯が使えるということと合わせてとても理に適っていると思っています。
